4.5
こんにちは!ユウキ(@yuuki_kg)です。
今回は、2019年1月25日に発売したサバイバルホラーゲーム【バイオハザードRE2】のレビュー・感想・評価を、ネタバレなしでお届けしたいと思います。
購入する予定の人は、ぜひ参考にしてください。
バイオハザードRE2【レビュー・感想・評価】
発売日 | 2019年1月25日 |
価格 | 7800円(税抜) |
機種 | PS4/XOne/PC |
ジャンル | サバイバルホラー |
開発 | カプコン |
CERO | D |
Zバージョンは通常版に比べてグロテスクな表現が多く含まれているため、18歳以上が対象(CERO Z)となっています。
また、お得な価格になったBest Price版も発売されています。
どんなゲーム?
TPS(三人称視点のシューティングゲーム)として生まれ変わったバイオハザード2のリメイク作品。
新米警官であるレオン・S・ケネディと、兄のクリスを探しているクレア・レッドフィールドが、ゾンビの蔓延するラクーンシティで脱出劇を繰り広げます。
プレイヤーはレオンとクレアのどちらかを選択し、脱出方法を見つけるためにゾンビやクリーチャーを倒しながら警察署を探索していく。
全ての要素がバランス良く完成されたTPSである
まずはホラー要素ですが、「REエンジン」というカプコンの次世代型ゲームエンジンのおかげで、グラフィックの大幅な進化に伴い、より繊細で迫力のあるゾンビたちが登場します。
また、原作のような固定式のカメラとラジコン操作ではなく、周りを自由に見回しながら移動できるビハインドカメラに変更されているので、臨場感が増して
警察署内の不気味な雰囲気がダイレクトに伝わってきます。
操作性や挙動も非常に快適でストレスがなく、エイミング操作によってゾンビの弱点である頭や好きな部位を自由に狙えるため、直感的で爽快感のある銃撃が楽しめました。
もちろんバイオハザードらしさも全て健在。
- グリーンハーブとレッドハーブを組み合わせてより強力な回復アイテムを調合したり、ガンパウダーと火薬を組み合わせて弾薬を作成するなどのサバイバル要素
- 探索で入手した鍵やアイテムを使い、仕掛けを解きながらストーリーを進めていく謎解き要素
- ストーリーやイベント、登場人物やクリーチャーなど
確かにアクション性は強くなりましたが、バイオハザードならではの魅力や特徴が一切失われていないのは嬉しいですよね。(ラジコン操作を除く)
若干、僕の思い出補正による過大評価が含まれているのかもしれませんが、下記の要素による満足度は全て一定の基準を満たしていると言えるでしょう。
- ストーリー性
- 演出
- オリジナリティー
- 操作性
- 爽快感
- 恐怖度
- システムの分かりやすさ
- 難易度
ボリュームに関してですが、原作と同じように本作でもレオン編とクレア編の二つの物語が用意されているので、個人的には丁度良かったです。
ちなみにクリアランクによって無限武器が入手できるので、周回要素もしっかりと用意されていますよ。
原作をプレイした人が感動するクオリティ
原作はPS1で1998年1月21日に発売されたので、なんと23年以上も前なんです。
恐らく子供の頃にプレイした人が多いと思いますが、当時小学生だった僕にとっても非常に感慨深い作品となっていました。
まるでPS1のゲームしかやったことのない人が、初めてPS4で遊んだかのような新鮮な気分が味わえるのも、リメイク作品の魅力の一つですよね。
特にGなんてグラフィックが向上したおかげでとてもグロテスクなので、当時のトラウマを呼び覚まします。
個人的に原作と比べて劣っている要素はほぼなく、削れる部分は削り、逆に良質な部分はさらに洗練された作りになっています。
ファンへの配慮や、開発陣のこだわりがしっかりと感じられる、まさにリメイク作品のお手本とも言える素晴らしいクオリティに仕上がっていました。
バイオハザード1をやっていなくても楽しめる?
大丈夫です、全く問題ありません。
一応バイオハザード1のあらすじを説明しておくと、人が食い殺されるという怪奇事件を調査するために、ラクーンシティの郊外を訪れた特殊部隊S.T.A.R.Sの物語です。
S.T.A.R.Sの隊員であるクリスやジルたちがたどり着いたのは一軒の古びた洋館でしたが、なんとそこは製薬会社アンブレラのウイルス実験場でした。
ウイルスの影響でゾンビやクリーチャーが徘徊するこの洋館から、果たしてクリスやジルたちは無事脱出することができるのか?といった感じですね。
今作はバイオハザード1から二か月後の物語となっています。
この程度の予備知識があれば充分楽しめるはずですよ。
そもそもバイオハザード1はアクションゲームなので、今作とは全くの別物として考えていいと思います。
気になったところ
レオンとクレアの顔が想像してたのと違う
はっきり言って本作はTPSとしての完成度が高いので、あまり悪い点が見つかりませんでした。
強いて言うなら、僕がリメイク版のレオンとクレアを初めてみた時、「お前ら誰だよw」というのが素直な感想だったところです。
だってレオンはケツアゴの劣化版ディカプリオだし、クレアは何か表情がマネキンみたいで服装も違うんですもん。(笑)
シェリーももう少し可愛らしくできなかったものか。(バイオ6ではあんなに美人なのに・・・)
ただエイダだけは超絶美人になっていました。
追跡者がダルい
本作ではストーリーを中盤辺りまで進めると、追跡者(タイラント)が出現してプレイヤーをしつこく追いかけてきます。
一定のダメージを与えるとその場から動かなくなりますが、少し時間が経つと再び立ち上がって追跡を再開します。
しかもセーブ部屋や一部の部屋を除いてどこまでも追いかけてくるので、一度遭遇するとじっくりプレイさせてもらえません。
実はこの要素ってRE3にもあるんですよ。
まぁ、あちらに比べればこっちの追跡者なんて可愛いものですが、差別化を図るためにも今作には必要なかったのでは?
でもなくしてしまったらホラー要素が薄れてしまうので、それはそれで残念でもありますが・・・
まとめ
レオン編とクレア編の両方をプレイし、プラチナトロフィーを取るまでやり込みましたが、まさに王道とも言える非常に完成度の高いTPSでした。
ほぼ一本道なので、オープンワールドのような自由度の高いTPSを求めている人には若干ボリューム不足かもしれませんが、サクッとホラーゲームで遊びたい人にはかなりオススメです。
特にバイオハザードシリーズを初めてプレイする人には、ぜひ今作から入門してほしいですね~。
興味はあるけどシューティングゲームが苦手だという人は、難易度をASSISTED(体力が自動で回復し、エイムアシストによって敵に照準を合わせやすくなる)に変更してみましょう。