こんにちは!ユウキ(@yuuki_kg)です。
今回は、「この素晴らしい世界に祝福を!希望の迷宮と集いし冒険者たち」を2時間ほどプレイしたので、序盤ではありますが感想・レビューについて紹介していきたいと思います。
これから買う予定の人はぜひ参考にしてください。
この素晴らしい世界に祝福を!希望の迷宮と集いし冒険者たち【感想・レビュー】
本作のジャンルはDRPGだが、いわゆるアニメゲーまたはキャラゲーと呼ばれる場合が多い。
アニメゲーに関しては当たり外れが大きく、どちらかと言えばマニア向けに開発されているため、システム面を疎かにしてキャラクターを重視していることもしばしば。
しかし本作に至っては、それが返って良い意味で持ち味を出していると思われる。
特に戦闘においてのキャラクター性能には、原作を強く意識している印象を受けた。
例えばめぐみん、原作同様に使える魔法は爆裂魔法のみである。
初期から使えるスキルであり、凄まじい火力ではあるが、全MPを消費するため一度きりしか使えない・・・
そのため、一度使えば疲労で通常攻撃どころか防御すら不可能という、なんとも可笑しな仕様となっている。
(しかし可愛いから許そう・・・)
次にダクネスはタンク(壁役)としては優秀なのだが、その代わり攻撃が全く当たらない・・・
そして案の定、アンデッドモンスターはアクアばかり狙う。
このように原作を再現した性能のキャラクターがほとんどである。
明らかなポンコツパーティーだがキャラクターの数が豊富であり、主人公のカズマ以外は自由な組み合わせで戦闘が楽しめる。
もちろんまともな性能のキャラクターもいるので安心してほしい。
ボスに関しては、めぐみんの爆裂魔法のおかげで簡単に1ターンキルが狙える。
序盤からバランス崩壊していますが、そこはアニメゲーと割り切ることにしよう!
魅力的なイベントCGや戦闘演出
低予算なアニメゲーだと思っていたが、ストーリー冒頭から頻繁にイベントCGやキャラクターCGが盛り込まれており、やはりそれなりにクオリティーの高いアニメゲーだと思われる。
特に戦闘においては、スキルごとにカットイン(アニメーション)が挿入されるため、各キャラクターの魅力的な攻撃シーンにも注目だ。
もちろん演出はスキップ可能。
筆者が少し気になった点
アニメゲーと言えば頻繁に発生する会話シーンだが、スキップ機能はあるものの自動送り機能(オートモード)がないため、ダラダラとした長い会話をボタン操作で進めていくことになる。
さらに戦闘に関しては早送りができないため、どうしてもテンポが悪くなってしまうのだ。
またストーリー進行に伴ってどんどん仲間が増えてくるため、各キャラクターの性能や、効率の良いパーティー編成を理解するのに時間がかかる。
初期から既に強力なスキルを習得しているため、ある程度は戦術が確立されてしまっているのも残念である。
本来なら徐々に使えるスキルが増えていき、戦術の幅が少しずつ広がっていく過程を楽しみにしているユーザーもいると思うのだが、原作やアニメのファンでない限りは、若干置いてけぼりにされている気がした。
ただアニメゲーとは本来そういうものなので仕方がない。
DRPGとして過度な期待は禁物といったところだろうか。